広島原爆の日ラジオ特集　母の願い　未来へつなぐタクト～指揮者山下一史のヒロシマ 08月25日のタイムフリー

指揮者の山下一史さん。広島市出身の被爆2世で、母の壮絶な被爆体験や出生秘話を晩年の手記で知った。「無駄には生きられない」と誓う山下さんのヒロシマでの活動を追う。

東京藝術大学教授で指揮者の山下一史さん。名だたる楽団でタクトを振る第一人者だ。山下さんは広島市出身の被爆2世。初めて母・博子さんの壮絶な被爆体験を知ったのは、晩年の手記を読んだときだった。自らの出生秘話も綴られていて、一史さんは命懸けで生んでくれた母への感謝の思いで「無駄には生きられない」と、思いを常に秘めている。母の影響がきっかけで始めた音楽で広島のためにやれることを模索する山下さんの姿を追う。